Pythonの勉強をしていると、「仮想環境」という言葉とよく出会います。
「仮想環境」は上級者だけがするものだと思っていましたが、そうでもないようです。
必須のようなので、私も仮想環境をやってみました。
www.python.jp
仮想環境をつくる手順
流れはこんな感じです。
1. 作業用のディレクトリを作成
2. 作成
3. 実行
4. コピー
5. 終了
作業用のディレクトリを作成
まず、仮想環境にするディレクトリを作成します。
mkdir venv_sample
今回は、「venv_sample」にしました。
仮想環境を作成
そして、「venv_sample」に仮想環境を作成します。
以下を「venv_sample」の中で実行します。
python -m venv .venv
仮想環境を実行
そして、仮想環境を実行します。
「venv_sample」の中で以下を実行します。
■ PowerShellの場合
.venv\Scripts\activate.ps1
■ コマンドプロンプトの場合
.venv\Scripts\activate.bat
実行されるとPowerShellの行の最初に(.venv) が付いていると成功です。
仮想環境のコピー
複数で開発する時は、他のメンバーと環境を同じにしなければなりません。
仮想環境の状態を他の人に共有するときのために書き出すことができるようです。
以下を実行すると一覧にすることができます。
python -m pip freeze > requirements.txt
これで「requirements.txt」というファイルができます。
requestsだけをインストールした状態では以下のようになります。
certifi==2021.10.8 charset-normalizer==2.0.12 idna==3.3 requests==2.27.1 urllib3==1.26.9
これを他の環境で実行する場合は以下を実行します。
python -m pip install -r requirements.txt
便利な機能ですね。私もこれを使えるくらいになりたい。
仮想環境の終了
仮想環境の終了は以下です。
deactivate
これを実行するとターミナルの(.venv) がなくなります。
Mac編
Macもほぼ同じです。 仮想環境を作る時は以下となります。
python3 -m venv .venv
最初はpython3になります。 起動は以下となります。
. .venv/bin/activate
最初に「. 」を付けます。 終わる時は以下です。
deactivate